三船敏郎、ワイルドで豪快で昭和の黒沢映画の主役で、60年代に20代だった男たちのヒーローであった。男は黙ってサッポロビール!このコピーは子供だった僕にも永遠に記憶に残っている言葉でもある。男は黙ってサッポロビール!今、思えば、こういうコピーこそが、ハードボイルドだったように思う
この三船の雰囲気こそが、ハードボイルドであった!身のこなし、そして、この表情!!
50年代後期~60年代の初頭までの三船以上の主役を張れる男優はいたのだろうか?三船という男!ただものではない!!
もしも、この時代に20代の三船が存在していたなら、日本の映画界は全く違うものになっているかもしれない!!ジャニーズの若者とはケタはずれの雰囲気だっただろう!!ハードボイルド、それは、三船の時代以前から始まっていた!そして、ハードボイルドを魅せてくれた、男の魅力!それは三船がはじまりだったのではないだろうか?