横井庄一(72) 元、日本兵の横井庄一は第二次世界大戦当時、グアム島の戦地で戦争から逃れ、密林の中に穴を掘りずっと静かに身を隠していたという報道が流れたのが1972年の出来事でした。戦争が終わって、高度成長期の現代に突然姿を現した元日本兵の報道に当時小学6年生だった僕はもう驚きだった。いまだに日本兵が隠れていたなんて信じられない!しかも戦争から逃げて隠れていたなんて、この叔父さんなんて人だ。と思ったという記憶が僕の中で残っている。密林に穴を掘って住んでいたというのが、当時の小学生の僕らにはとても興味深いものだった。そんな基地でも僕たちも作れたら面白いと考えたものだ。横井さんの日本帰国後、恥ずかしながら帰ってきました。なんて言葉は当時、流行語にもなった。僕がこの事件でもっとも、こんなことってあるんだと思ったのは、横井さんが帰国後、お見合いの女性を募集したところ女性が殺到して、結婚した相手がわりと綺麗な方だったことを何故か記憶に残っている。いくら有名人とは言っても、こんな人とホントに結婚するの?と、小学生の僕は思ったのだった