サディスティックミカバンド サディスティックミカバンド(73)
黒船 サディスティックミカバンド(74)
60年代はフォーククルセイダーズとして数々のヒット曲を作り上げ、いつの時代においても時代の先端を走っていたのが加藤和彦でした。2010年、他界してしまったが加藤和彦が日本の音楽業界に残した影響力はあまりにも大きいし、ミュージシャンが尊敬するミュージシャンが加藤和彦でした。その加藤が70年代の前半に結成したのがサディスティックミカバンドです。当時の腕利きミュージシャンを結集させてのバンド構成もデビューアルバムまでにはメンバーをチェンジしたりして加藤の音楽への追求の余談はありませんでした。なんと言ってもこの時代にしてはありえないサウンドつくりを目指していて、セカンドアルバムである黒船はロンドン録音であり、プロデューサーをビートルズのアルバムをプロデュースしていたクリストーマスが制作しているんです。日本のロックバンドでは初のロンドン公演を行うなど、やっぱやることが凄かったです。加藤は特にバンドのビジュアルにもこだわりファッションの最先端なバンドでもありました。近年では桐嶋カレンや木村カエラなどが参加して再結成などもしていましたが、自殺してしまった加藤和彦、もう二度と観れなくなってしまいました。残念です
70年代前半のロックバンドといえばロン毛にヒッピー風だったりサイケだったりするファッションが多かった中、すでに80年代のテイストをとり入れているロックバンドは日本にはミカバンドだけでしたね