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70年代ロック (グラムロックの起源を探る)

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アラジンセイン  デビッドボウイ(1973)
 
アラジン・セイン(原題:Aladdin Sane)は、イギリスのミュージシャンであるデヴィッド・ボウイの6枚目のアルバム。
1973年4月13日にRCAレコードよりリリースされた。その後、1990年にRYKOよりCD化され再リリースされている。また、1999年にはEMIより24ビット・デジタル・リマスタリング盤として、2003年には30thアニバーサリー・エディションとして再リリースされており、その際は2枚組で10曲がボーナス

基本的なバック・ミュージシャンは、前2作と同様スパイダース・フロム・マース(ミック・ロンソン、トレヴァー・ボルダー、ウッディ・ウッドマンジー)だが、ジャズ畑のピアニスト、マイク・ガースンの参加により、より退廃的な美学に満ちたサウンドを獲得。
前作『ジギー・スターダスト』のツアーで初めて本格的に乗り込んだアメリカの風土や文化からの刺激を多分に受けており、またイーヴリン・ウォーの長編小説『Vile Bodies』もコンセプトの一旦として据えられている。
アルバム・タイトルは、『A Lad In Vain(空虚な若者)』、『A Lad Insane(狂気の若者)』、『A Land Insane(狂気の国)』といったドラッグを思わせる候補に二転三転したと言われているが、最終的には隠語的でパントマイムの神秘性や混乱した精神という意味も含んだ『Aladdin Sane』に落ち着いた。
タイトル曲の副題(1913-1938-197?)は第一次、第二次世界大戦勃発のそれぞれ前年を指しており、最後はベトナム戦争から世界は破滅を辿るとの暗示だったという。
「プリティエスト・スター The Prettiest Star」は、以前シングルで発表された曲(この時のリード・ギターはマーク・ボランだった)のリメイク。
本作のセッションでは、モット・ザ・フープルによるヒットで知られる「すべての若き野郎ども (All The Young Dudes)」もレコーディングされていた。
先行シングル「ジーン・ジニー (The Jean Genie)」は全英2位の大ヒットとなるが、全米では71位止まりであった。しかしアルバムの方は、ボウイ初のワールド・ツアーの終了に合わせて発売されたこともあり、念願の全英1位を5週連続で記録。全米でも初のトップ20入り(最高17位)を果たした。
ピエール・ラロシュによるジャケットの稲妻を思わせる独創的なメイクは、ナショナルの炊飯器に付いていたマークがモチーフである。

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全作詞・作曲:デヴィッド・ボウイ
A面
#タイトル作詞・作曲時間
1.あの男を注意しろ (Watch That Man) 4:25
2.アラジン・セイン (1913・1938・197?) (Aladdin Sane) 5:07
3.ドライヴ・インの土曜日 (Drive In Saturday) 4:28
4.デトロイトでのパニック (Panic In Detroit) 4:23
5.気のふれた男優 (Cracked Actor) 2:58
B面
#タイトル作詞・作曲時間
6.時間 (Time) 5:13
7.プリティエスト・スター (The Prettiest Star) 3:27
8.夜をぶっとばせ (Let's Spend the Night Together)ミック・ジャガー、キース・リチャーズ3:06
9.ジーン・ジニー (The Jean Genie) 4:07
10.薄笑いソウルの淑女 (Lady Grinning Soul) 3:52
合計時間:
40:47
ボーナストラック

全作詞・作曲:デヴィッド・ボウイ
ボーナストラック(2003年 EMI盤)
#タイトル時間
1.ジョン、アイム・オンリー・ダンシング(サックス・ヴァージョン) (John, I’m Only Dancing (Sax Version))2:40
2.ジーン・ジニー(オリジナル・シングルMix) (The Jean Genie (Original Single Mix))4:05
3.時間(シングル・エディット) (Time (US Single Edit))3:40
4.すべての若き野郎ども (All The Young Dudes)4:10
5.チェンジス(ライヴ) (Changes (Live in Boston, 1 Oct 1972))3:19
6.スーパーメン(ライヴ) (The Supermen (Live in Boston, 1 Oct 1972))2:42
7.火星の生活(ライヴ) (Life On Mars (Live In Boston, 1 Oct 1972))3:25
8.ジョン、アイム・オンリー・ダンシング(ライヴ) (John, I’m Only Dancing (Live in Boston, 1 Oct 1972))2:40
9.ジーン・ジニー(ライヴ) (The Jean Genie (Live in Santa Monica, 20 Oct 1972))4:09
10.ドライヴ・インの土曜日(ライヴ) (Drive In Saturday (Live in Cleveland, 25 Nov 1972))4:53


デヴィッド・ボウイ - ボーカル、ギター、ハーモニカ、サクソフォーン
ミック・ロンソン - ギター、ピアノ、ボーカル
トレバー・ボルダー - ベース
ミック・ウッドマンジー - ドラムス
ケン・フォードハム - サクソフォーン
ブライアン "バックス" ウィルショウ - サクソフォーン、フルート
マイク・ガースン - ピアノ
ジュアニータ "ハニー" フランクリン - バッキング・ボーカル
リンダ・レウィス - バッキング・ボーカル
マック・コーマック - バッキング・ボーカル
by saika123 | 2011-12-21 11:42 | グラムロック
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