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70年代 JAPANESE   詩集、文学との出会い

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詩人、中原中也(写真)                                                                              中学校1年生の時でした、同じクラスメイトのO君と知り合ったのは、O君は隣町の小学校から来た、お勉強ができる子でした。休み時間になると男子生徒はふざけたり、遊んでいる時に、いつも、一人でなにやら文庫本を読んでいる男の子でした。僕は、いつも、一人で本を読んでいるO君にとても興味を持っていました。O君と同じ小学校から来たクラスメイトは、Oは、かっこつけだし、キザだし、あいつとはかかわりたくないと、避けている男の子も少なくはありませんでした。いつも、O君は一人で本を読んでいました。僕は、あるとき、O君に、ねー、何読んでるの?と尋ねると、ああ、武者小路実篤の詩集だよと、その本を見せてくれました。詩集??男が詩集なんて、読むのかよ!!この時代は男の子の小説といえば、江戸川乱歩とか横溝正史などが普通に読まれている本でした。それが、O君は、なんと、詩集!カッコイイと僕は思ったんです。僕も影響されやすいタイプです!
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  O君とは、友達になりました。僕の家にも遊びに来た事がありました。僕はO君の影響を受けて、本屋さんや図書館に行っては、詩集を読むようになりました!そんな僕を、仲のよかった友人の一人が、お前、勉強嫌いなくせに、よく、本なんて読んでるな!!と言われたことを覚えていますね!!70年代 JAPANESE   詩集、文学との出会い_f0210407_19491274.jpg
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70年代 JAPANESE   詩集、文学との出会い_f0210407_1950546.jpg  中学生の僕にとって、詩集は僕の教科書になりました。学校の勉強を放棄していた自分にとっては、文学との出会いはとても僕に大きな想像力をもたらしてくれたように思います。なにしろ、詩を読んでいて、さっぱり、なんのこと言ってるのか理解に苦しみました。文章のつながりが見えてこない。何度読みかえしても、さっぱりわけわからない。詩ってなんだ?そんなことを毎日のように考えていた時期がありました。僕がこの時期に気になった詩人にアルチュールランボーとライナーマリアリルケがいます。言葉、文章の表現が好きになりました。この時点では、まったく意味もわからないし、何度読み返しても、さっぱりわからないのですが、言葉の持つ得体の知れない感覚が、とても興味をひいたのを覚えています。詩はインスピレーションとか想像の世界に僕をどっぷりと連れて行ってくれました。20歳すぎて、また、詩集に熱中するまで気づかなかったことなんですが、訳す人によってその言葉の文章表現が全く違う事に驚きました。ヨーロッパやアメリカの詩人の訳詩、これほどまでに違いがあるんだと気づいたとき、詩を読むには、その時代の詩人が生きていた時代の文化、宗教、政治、芸術、風俗、地域、、、、、そんな歴史的なことを全部、知らないと、こりゃ、読めないと、思いました。・・・・・・・・僕は、O君と出会って、詩というものに興味を持ちました!!単純な理由です。詩はカッコイイなんて、思ってしまったことでした。
by saika123 | 2010-02-24 20:10 | 文学
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