恋をしようよ WILLI DIXON (1940年代)
ウィリーディクソンはブルース界の巨匠でもあり、ベースの達人でもあった。1950年代には多くのブルースの巨人に影響を与えている。例えば、マディウォーターズ、ボディドリー、オーティスラッシュ、バディガイなどなどウィリーの曲をこぞって演奏した。また、ドアーズ、オールマンブラザース、ジェフべック、レッドツェッペリン、ジミヘンドリックスなどなどロック界の最重要アーティストもウィリーの曲を演奏している。ローリングストーンズがウィリーの恋をしようよを録音したのはファーストアルバムだった。ミックはこの曲をまさにブルースミュージシャンの唱法で歌い上げている。これは、驚異的なことだと僕は感じている。ミックがミックジャガーと言われる有縁はこんなところにあって、60年代においてミックが後の世界最大のロックパフォーマーになるのはこの1曲聴いただけでなんとなくわかるような気がする。
THE ROLLING STONES (1964)